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2012 九山レポはじめ

2012年九山レポート
竹本 創

こんにちははじめです。まずレース結果ですが、リザルトの通り個人としても団体としてもあまり良くはありませんでした。ごめんなさい。
正直、6年間やってきて最後に結果が残せないことは非常に悔しいです。1年生でこの部に入った時は「6年間もあるのだから速くなれる」と勝手に想像していましたが、あっという間に時間は経ってしまいました。今Breezin’には医学部以外に看護科・工学部など4年制の学生が多く在籍しており、きっとこのレポートを読んでくれていると思います。彼らには特に時間がないということを実感してほしいと思います。「最終的に何を目標にするのか、その目標に達するにはいつまでにどれくらい速くなればいいのか、だったら次のレースでどれくらいの順位を取ればいいのか」など逆算して限りある時間を有効活用してください。僕のBreezin’としてのウインド生活はもう終わりました。しかし強いチームが世代交代をしても強いように、後輩たちには僕や心が経験から得てきたものを吸収し最短距離でスキルを身につけて欲しいと思います。「下りでの抜き方」や「効果的なタックの位置」など僕や心には経験から知り得た事がたくさんあります。それらは僕たちからしたら「だいたいこっちの方がいい」と感じている位のちょっとしたことで「わざわざ教える事でもない」と思われているかもしれません。しかし、例えば1回レースで経験したことを10分くらいのレクチャーで身につけたらかなりの時短になれます。これがチームで戦っている強みです。是非とも延長戦のように残された卒業までの期間に吸収してもらいたいと思います。
さて九山に関してですが、すべてのレースに関してアーだったコーだったなどは覚えていません。そんな中、印象に残った事から次に生きそうなことを書こうと思います。
まずスタートに関して。3R目位に新宮がスタート2線から1線に入って来ようとして、僕が「入ってくるな」と叫んだ事がありました。他の人も経験あるかと思いますが、ライン上で早くから場所を確保するのはかなり大切です。部内レースのような小さなレースでは極力時間ギリギリにラインに並んでウエイティング時間を短くすると沈もせずにスムーズなスタートが切れますが、九山位の大きなレースとなるとなかなか難しくなります。理想としてはクラス旗の上がる5分前までには本部船のすぐ横につけておき、スタートラインを確認。4分前位からジリジリと動き出し、常にトップ集団でスタートを切ることです。でも正直、僕らが苦手とする所だと思います。おそらくみんなの頭の中に「バックで上りながら位置をキープ」という理想はあると思います。もちろん、それは重要で練習数によって精度を上げるべき技術です。しかし人数が多ければバックする距離も少なく、権利的にも他艇に止められがちになります。僕が今回良いなと思ったのはジリジリと動くことです。ほんとにゆっくりと常にライン上を動いていき、上有利・下有利を無視しても1線からスタートを切ってみると良かったです。特にテクノはある程度走らせないと上りません。ロングボード以上にクリアウインド・クリアウォーターを掴む事が大切だと思います。バック・ウエイティングの練習と同じように本部船から見通しブイまでのラインを5分以上かけてまるで我慢大会のようにゆっくり動く練習をしてみるといいと思います。
次にレース海面の選択です。これはまだ考えている後輩たちは少ないと思います。初日のレースで心が沖(右海面)を攻めたことがありました。このとき風はそこそこ吹いており、海面の差はあまりないかと思われましたが、結局岸(左海面)が速かった事があります。あそこにブローがあるから、ここがリフトするからなど難しい事を考えて「あ~わからん」と思ってしまう。そんな状況によくなります。正直、そんなんヨットをしっかりやってた人以外はわかりません。あまり難しいことは考えず、右と左どっちの海面が黒いかな位で海面を選択したらいいと思います。大切なことは、選んだ海面が正解だったか間違いだったかを見極める事。6レース目で僕は左海面が良いと思い込んでいました。しかし、いざタックを切った時には沖を攻めた連中はもうブイ回航しており、かなり遅れを取ってしまいました。シュージが沖を攻めていたので理由を聞いてみたら「周りを見たらマークが沖を攻めていたから」と答えました。最初は速い人がそっちに居るからでもかまいません。自分で海面を選択してみて、その上で評価する。で、すぐにタックを切るべきなのか、このまま進むべきなのかを考える事が大切です。海面を選択する事と周りを見る癖をつけるよう心がけたら、ヘダー・リフト・ブローを見る力が付いてくると思います。そして、1周目で失敗しても2周目少し挽回することも可能になります。
心も部内レースの時に言っていたように、僕らには乗る技術はかなり備わっています。自信を持ちましょう。ユージがビギナー優勝できたのも「乗ること」に関しては負けていない証拠です。これからはよりラウンディングのような戦略の練習が必要になってくると思います。
最後に今まで書いた事と矛盾するかと思いますが、肩の力を入れすぎずウインドを楽しんでください。練習が辛いこともあるでしょう。思うように勝てない事もあるでしょう。僕は九山の飲み会の時に他大学の6年生たちと思い出話しをして心底「ウインドやっていてほんと楽しかった」と感じる事が出来ました。マオさんが卒業するときに「Breezin’はレースも飲み会も遊びも、とにかく1番楽しもう」といっていた事を今でも思い出します。(アフロでレースに出たりしてました(笑))是非とも楽しい事をやりまくって欲しいです。

  • 6年間、ありがとう。hajimeの後輩への思いが伝わってきます。これからも後輩を見守ってくれ。 -- ICHIRO 2012-05-10 (木) 23:49:20

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